医薬品について

医薬品や医薬部外品など。ダイエットサプリなどでも見かける事の多いこの表示ですが、どういう意味なんでしょうか。

 

サプリメント・薬品と薬事法

日本には薬事法という医薬品などを取り締まるための法律があります。

薬事法では効果の認められている成分の使用をしていて、且つ厚生労働大臣の許可を得ているものを、医薬品や医薬部外品、化粧品、または保健機能食品として、効能や効果をうたう事を許可しています。

逆に、それらの指定が無い商品は医薬品のような効果をうたってはいけない事となっているのです。

医薬品とは病院で処方される医療用医薬品と、薬局などで手軽に手に入る一般用医薬品にわけられ、使用に際して注意が必要なもので、サプリメントではなく薬品という形になります。

薬事法とダイエット効果

医薬品としてダイエットに関係するものであれば、処方される食欲減退薬や下剤などがありますが、脂肪を燃焼させるような効果のものはありません。

医薬部外品は皮膚疾患や体臭などに対して効果のあるものであり、こちらはダイエットに関連するような効果に対しては認められていません。医薬部外品や化粧品には痩せるという効能は認められていないのです。

サプリメントや痩せるためのクリームなどの商品の中には「医薬部外品指定を受けているダイエット成分」のような表記がつくことがありますが、これらの商品は痩せる効果ではなく、たとえば肌を引き締めるなどの効果で指定をうけた商品であり、痩せる効果で指定をうけているわけではありません。

医薬部外品というといかにも効果がありそうですが、その実は認められていない効果をうたっている商品という事が殆どになるので注意が必要です。

医薬部外品などの表記に惑わされず、しっかりと自分で成分を調べてサプリメントを選ぶ事が大切です。